国立大学が「難しい」と言われる理由を説明します! 私立大学との違いとは

国公立大学と私立大学。

大学は、大きく分けるとこの二つに分けることができます。

そして、入試の難易度は一般的に国公立大学が上だと言われることが多いです。

どうして、そのように見なされてきたのでしょうか。

今回は、それぞれの一般入試の特徴を分析することで、国公立大学の入試が難しいとされる理由について説明します。

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国公立大学はセンター試験の対策が大変

国公立大学のセンター試験は5教科7科目であり、国語・数学・理科・社会・英語を受験します。

特に、国語・数学・英語は200点満点ですので注意が必要です。

苦手科目でもある程度の点数を取らなければ他の受験生に負けてしまいます。

得意科目だけに特化して勉強することはできないのです。

そのため、文系の学生は数学と理科、理系の学生は国語と社会でそれぞれ苦戦する傾向が見られます。

また、センター試験は一発勝負です。

試験のプレッシャーたるや半端なものではなりません。

国公立大学の場合、センター試験で得点を取ることができなければ合格の可能性はかなり低くなります。

そのプレッシャーとも戦わなければならないのです。

まんべんなく得点するというのはなかなか難しいことなのです。

 

国公立大学は受験の機会が限られる

受験生を集めるため、多くの受験機会を設ける私立大学に対して国公立大学の受験機会は原則、前期試験・中期試験・後期試験の3回だけです。

しかも、模擬試験などの判定が有効なのは前期試験だけ。

中期試験や後期試験は前期試験の不合格者の動向によってボーダーラインが変わるため、合否の先読みが難しくなります。

となると、模擬試験の判定を有効活用して志望校を絞り込めるのは前期のみです。

センター試験のプレッシャーを乗り越え、高得点を取ることができた人は前期で俄然有利です。

その一方、センター試験に失敗してしまった人は前期試験の判定が悪化するので、そこから志望校を下方修正しなければなりません。

たった1回しかない前期のチャンスを無駄にできないからです。

そうなれば、安全策をとる学生も増えるので上位はもとより中堅クラスの国公立大学でも倍率が上昇し合格率が下がります。

センター試験が難しければ難しいほど、中堅大学の倍率があがる悩ましい事態となるのです。

受験の機会が限られることによって出願が難しくなり、結果的に入試の難易度をあげてしまうのです。

 

二次試験でのリカバリーが難しい

センター試験で失敗したなら、二次試験で頑張れば逆転可能なのではないか。

特に、二次試験の配点が大きければ逆転可能だ。

そのように考えることも可能でしょう。

しかし、実際はかなり逆転はかなり難しいミッションです。

例えば、センター試験で900点、二次試験で600点のA大学があったとします。

センター試験で失敗し、合格判定から60点近く下回ったとしましょう。

二次試験の配点は英語と数学と理科で各200点で合計600点だとします。

60点を逆転するには、それぞれの科目の「合格者平均」+20点以上必要です。

自分が20点あげるだけではなく、相手より20点上回らなければなりません。

もともと、二次試験の科目に自信があるからこそ、A大学を選んでいる受験生が多いはずです。

得意な人の集団で、それを上回るというのはかなり厳しいです。

科目数が多かったり、二次試験の配点が少なかったりすれば逆転の機会はさらに減ります。

センター試験+面接100点なら、ほぼ逆転の見込みはありません。

私立大学であれば、何度かの受験機会のうち、一度でも自分の得意な問題が出れば相手を上回って合格できるチャンスがあります。

それは、G-MARCH以上のハイレベル大学でさえそうです。

 

補足]入試の仕組み

国公立大学の入試の仕組み

①センター試験

国公立大学ではセンター試験の受験が義務付けられています。

センター試験は5教科7科目でマーク式の試験です。

2020年以降、受験の仕組みは大きく変わりますが共通試験は実施されますので受験制度の大枠は維持されるでしょう。

②二次試験

2月下旬以降、各大学で実施される個別学力試験・面接・小論文などの試験をまとめて二次試験と呼びます。

各大学で出題傾向が大きく異なるので大学ごとの対策が必要です。

③合否判定

センター試験の結果と二次試験の結果をあわせて合否を判定します。

点数配分などは各大学で異なるので、出願前に確認が必要です。

 

私立大学の入試の仕組み

①センター利用入試

センター試験の結果を使い、合否判定を行います。

大学ごとの個別試験を受ける必要がないため受験生にとっては負担が少ない制度です。

②個別試験

各大学ごとで実施される個別の試験です。

主に学力試験ですが、一部の学部・学科では面接・小論文などもあります。

③センター・個別試験併用型入試

国公立大学と同じく、センター試験と個別学力試験の結果をあわせて合否判定を粉う入試の仕組み。

 

まとめ

国公立大学が私立大学よりも難しい理由は3つです。

一つ目はセンター試験の対策が難しいこと。

二つ目は受験機会が最大で3回しかないこと。

三つめは二次試験での逆転が困難でセンター試験の結果が最後まで合否に影響を与え続けること。

この3つです。

国公立大学を目指すなら、絶対にセンター試験で負けられないということを覚えておきましょう。